樹木伐採の予定地を歩いて~神宮外苑

7月27日、都議会議員岩永やす代の都政フォーラム企画で、神宮外苑の銀杏並木⇒丸池⇒神宮球場⇒新国立競技場⇒絵画館前まで、約2時間に渡り説明を聞きながら歩いてみました。

1000本もの樹木伐採を伴う開発で揺れる神宮外苑は、開発しやすいように東京都の都市計画が変更されていることを知りました。事業者による発表では伐採予定樹木は743本ですが、移植困難と見られる樹木を合わせると1000本余りの見立てで、更に銀杏並木の存続も危ぶまれています。

 

東京都は民地だからと傍観していてよいのでしょうか。
この広い空が開けた地域に高層ビルや屋根付き人工芝のラグビー場が必要な理由とは。

銀杏並木の西側は野球場併設ホテル建築のため、8メートルというすぐそばに地下40メートルもの杭が打ち込まれる予定だそうです。木が呼吸したり水を吸い上げる根に影響がないと言えるでしょうか。また事務所棟、複合棟は190m・185mと高層で、景色は一変するでしょう。

毎日35度を超える暑さの日が続き、帽子や日焼け対策、飲料の携行は欠かせず、温暖化を感じずにはいられません。それでも木陰に入るとひんやりとして身体が楽になりますね。高層ビルや大型道路を伴う開発が必要な地域もあるでしょう。しかし、そうではない地域が都心にあることも重要ですし、共存もできるはずです。私たち自身のために樹木を残し緑豊かなまちをつくりませんか。